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症例

症例7 四日市 膝が痛くて曲げ伸ばしができない

2019年3月29日

患者  女性 40代 四日市市在住

来院   2018年 10月

症状
来院の2ヵ月前に転倒した。その時に右足をひねったようになった。その時少し右膝が腫れたが、市販の湿布で対応した。

その頃から、徐々に痛みが増していき、現在では曲げ伸ばしで痛みが起きる。たまに、膝の痛みで目が覚める時がある。

起床後の歩き始めが、一番痛いとのこと。時おり、右のお尻まで痛くなる。

痛みはあるが、何とか正座はできる状態である。

施術内容と経過
<1診目>
詳しく話を聞くと、右膝の内側が痛いとのこと。また、学生時代から時折、膝が痛くなることがあった。

まずは、運動療法で腰と膝周りの動きの悪い筋肉を動かした。その直後から、楽に膝が伸ばせるようになる。

さらに詳しく触診していくと、膝に関係のあるお尻のツボに反応があったため、お尻と太ももの裏に鍼をした。そして、ふくらはぎにも鍼を加えた。

この直後には、膝の内側の痛みも大きく改善し、歩くのがかなり楽になったとのこと。

<2診目>
前回の施術後は少し痛みがぶり返したが、翌日にはかなり楽になったとのこと。

痛みも来院前に比べて、1/3くらいになった。膝は伸ばし切り、曲げきりで痛みが出現。

前回同様の腰と膝周りの運動療法をまず行った。

鍼は、前回同様の施術に加えて、腰も追加した。

<3診目>
一番辛かった朝の膝痛が、ほぼ消失したと喜んでみえた。

ただ、歩き始めの2・3歩までの膝痛や、伸ばした時の膝の内側の突っ張り感が残っているとのこと。

前回同様の運動療法と鍼をした。さらに、ていねいに触診をしていくと、お尻の横に反応がみられたので、足首に鍼をした。

施術後に確認してもらうと、痛みや張り感は消失した。

最後に自宅でできる運動をお伝えして、施術を終了とした。

使用した主なツボ

膝根L  内眼裏L  殷門L  腰眼L  陰陵泉L  中腰L  申脈L

まとめ
筋肉は少しのきっかけでも、萎縮してしまい本来の機能が落ちてしまう。

今回は転倒したときにひざを痛めたのが、最初の原因であると思われる。その時に足全体のバランスが徐々に崩れ始め、最終的に膝痛が起こったのであろう。

運動療法と鍼によって、バランスを取り戻して、負担のない体になれば、自然と痛みも消えていく。

結果には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。

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