治療方針と私の思い

システムだけでは、問題が解決しない！？

人は機械ではない！

鍼灸治療は、今から2000年以上前からある治療方法です。

よって、治療方法はある程度はシステムとして確立されています。

しかし、人の体はそのシステムだけでは、そう簡単に解決できるものではありません。

当院に来る患者さんは、ひとり一人が違います。

似通った症状はたくさんありますが、

性別、年齢、生活環境、仕事、痛みが出た原因、体に対する考え方や思いなど、

みながそれぞれ違うのです。

同じ腰痛の患者さんに同じ治療をしても、良くなる人と良くならない人がいます。

当たり前です。人間は機械ではありません。

10人の方には10通りの原因があり、皆さん違うからです。

機械の部品を交換すように、マニュアル通りにすればうまくいような単純な物ではありません。

人をみるということ

痛い症状を把握するのはもちろんですが、痛くなったのには原因があります。

原因を正確に把握するために必要なことは、

• 患者さんのお話を十分に聞く時間
• 検査をしてお体をしっかり観察する時間

この二つが重要な時間になります。さらに、

• 治療内容や痛みが出たメカニズムを患者さんに説明する時間

この時間をしっかり確保することで、患者さん自身が納得して治療に取り組んでくれて、治療効果を高められると考えます。

つまり、患者さんという人全体を把握することが大事だと考えます。

信用と信頼

もう一つ最も大事な要素は、人が人を治療するうえで、「信用と信頼」は欠かすことができないということです。

初めて治療院に来た患者さんは、緊張されて来院されます。実は、私も緊張しています。

そんなお互いに緊張した状態から、信用と信頼をしていただくためには、まずはお話を十分に聞くことから始め、お体の状態や治療内容の説明など、十分なコミュニケーションが不可欠です。

私も信用して頂くために、誠実に対応します。

「信用と信頼のもとに

患者さん自身を治療させていただく」

私は、このやり方こそが患者さんにとって一番だと信じて治療していますし、この考え方を大切にしています。

これが、あすなろの治療方針です。

喜びの輪が拡がるように

私はお一人お一人に正直に向き合い、ともに信頼関係を築きながら治療をしていきます。

誠心誠意対応し、「良くなったよ」と喜んでもらえることが、私の喜びでもあり、私の治療方針です。

その喜びの輪が、1年また1年と年月を重ねながら、地元の四日市に拡がっていければ嬉しいです。

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