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治療方針と私の思い

治療院業界の常識

優秀な治療家とは?

治療院業界には、「高い効果を短かい診療時間で行う治療家が、最も優秀である」という、常識があります。

こうなると、患者さんの体への負担も軽くなり、通院する回数も軽減されます。

また、一日にたくさんの患者さんを見ることができ、多くの患者さんを救うことが可能です。

そして何より、1日当たりのお店の収入が増えることにもなるので、経営的にも理にかなっています。

この考え方が全て間違っているとは思いませんし、正に理想だと思います。

 

私も以前は、「高い効果をいかに短かい診療時間で出すか」を目標に、治療技術を高めていました。

実際に、研修会や周りの先輩方にも同じような指導を受けてきました。

それを目指すのが当たり前であると考えていたので、疑うこともありませんでした。

しかし、経験を重ねていくにつれ、徐々に私自身が疑問を感じ始めました。

この考え方が本当に全て正しいのか?

システムだけでは、問題が解決しない!?

人は機械ではない!

鍼灸治療は、今から2000年以上前からある治療方法です。

よって、治療方法はある程度はシステムとして確立されています。

しかし、人の体はそのシステムだけでは、そう簡単に解決できるものではありませんでした。

当院に来る患者さんは、ひとり一人が違う人間です。

似通った症状はたくさんありますが、性別、年齢、生活環境、仕事、痛みが出た原因、体に対する考え方や思いなど、みながそれぞれ違うのです。

人間は機械ではありません。

部品を交換すように、マニュアル通りにすれば全てうまくいような単純な物ではありません。

私は経験を重ねていくにつれ、人の体はそんな単純なものではないという、当たり前のことに気付かされました。

治療方針の転向~人をみるということ~

人をみるということ

そして私は、治療内容に対しての考え方を徐々に変えていきました。

治療効果を高めるための技術の研磨は変わりませんが、治療時間を十分に取るようにしました。

治療時間とは、治療をする時間はもちろんですが、

  • 患者さんのお話を十分に聞く時間
  • 検査をしてお体をじっくり観察する時間
  • 治療内容や痛みが出たメカニズムを説明する時間

これらも全てが、治療効果を高めるために大事な時間と考えました。

 

信用と信頼

そして、もう一つ最も大事な要素は、人が人を治療するうえで、「信用と信頼」は欠かすことができないということです。

初めて治療院に来た患者さんは、緊張されて来院されます。誰でも、初めてのところでは、多少の緊張はあると思います。

そんな緊張された患者さんから、信用と信頼をしていただくためには、まずはお話を十分に聞くことから始め、お体の状態や治療内容の説明など、コミュニケーションをしっかり取るようにしています。

そして、患者さんに納得してもらったうえで、治療を開始します。

私には高度な話術や、特別なコミュニケーション能力などはありませんので、相互の信頼を得る手段として、十分な時間を取ることにしました。

今の私には、このやり方こそが患者さんにとって一番だと信じて治療していますし、この考え方を大切にしています。

 

これが、あすなろの治療方針です。

 

このやり方だと、一日に見ることが出来る患者さんの数は限られます。

多くて、6人までです。大手の治療院のように、複数の先生が入れ代わり立ち代わり、大勢の患者さんを見ることはできません。

今後も、お店を大きくしたり、新しく先生を雇うようなことは考えていません。

それは、サービスの偏りを防ぐ意味もあります。

担当が変わると、治療内容が変わったり、連続してみれないために患者さんの経過観察がしっかりできないなどの不備が生じてきます。

何より、信頼関係が築きにくいです。

喜びの輪が拡がるように

わたしは、これからも独りで治療を続けていきます。

そして、お一人お一人に十分な時間を取り、信頼関係を築きながら治療をします。

この自分の考え方や思いに共感していただける方に、来て頂きたいと考えています。

そういった方に誠心誠意対応し、「良くなったよ」と喜んでもらえることこそが、私の喜びでもあり、私の治療方針です。

その喜びの輪が、1年また1年と年月を重ねながら、地元の四日市に拡がっていければ嬉しいです。

今日も1日、自分に正直に頑張ります。

2021年2月12日

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